キャッシングはマイカーローン審査に影響

マイカーローンを利用しているとキャッシングに不利って本当？

中堅の精密機械メーカーで働いている29歳の男性会社員です。ついに夢のマイカーを購入することを決めたんです。そこでマイカーローンを組んで車を購入しようと考えているのです。が、実はカードローンでのキャッシングの借り入れがあり、現在も返済中なんです。借り入れ額はそんなに大きくなく、40万円くらいです。すでに半分ほどは完済済みです。

ところでカードローンのキャッシング履歴があるとマイカーローンの審査は無理なのでしょうか？また、なにかしら審査に影響するのでしょうか？

キャッシングあってもマイカーローン組めます

結論から先に言えば、カードローンでキャッシングしているとの理由だけでマイカーローンに申し込めなかったり、即マイカーローンの審査に落とされるということはありません。が、マイカーローンに申し込んでローンを組む際には、なるべく抱えている借金を少なくする、あるいは借金を完済してから申し込んだ方がマイカーローンの審査には通り易くなります。

マイカーローンの審査では、申込者の信用度を幅広い観点から調べます。その点で言えば、カードローン審査よりもマイカーローン審査の方が厳しいと考えてよいでしょう。

マイカーローン審査においては、年齢・年収・雇用形態・勤め先・職業・勤続年数等の幅広い個人属性から信用度を審査されます。たとえば、あるマイカーローンの審査基準を見ると、①年収が200万円以上あること、②継続した一定の安定収入を確保していること、③金融ブラックでないこと、そして④頭金を少しでも多めに用意すること、といったような条件になっているようです。

また、勤続年数が3年以上ないとマイカーローン審査に通らないところもあります。加えて、マイカーローンの審査に通らない理由としては、他社からのカードローンでのキャッシングの借り入れ件数が多かったり、返済の遅延や滞納をしている場合、一緒に同居している家族の中に金融ブラックの人がいる場合、そして公共料金等や携帯電話料金の支払いが遅れていたり滞納している場合を挙げられます。

ひとつでも上記の事柄に当て嵌まってしまうと、マイカーローンの審査に通るのは厳しくなります。他方で、カードローン等のキャッシングについては、借り入れの程度が問題となります。その程度のひとつの目安として、ローン返済比率というものがあります。ローン返済比率とは、年収に占める借金返済の割合であり、一般的にはローン返済比率が35％を超えるとマイカーローンの審査に通るのは難しいようですね。

この35％には、マイカーローンを融資してもらったとしての返済額を含む割合となります。とまれ、キャッシングをしているとマイカーローンの審査に必ず影響しますし、多額のキャッシングをしているとマイカーローンの審査に通らないこともあります。一方で、キャッシングしているとの理由だけでマイカーローン審査に落とされることはないと考えられます。