中古車を買う際は中古車ローンとキャッシングどちらが得ですか
私は今年高校を卒業して小さな会社に就職しました。普段はバスと電車で通勤していますが、生活では車が無いとちょっと不便な場所に住んでいます。そこで私も運転免許は高校時代に取ってあるので、中古車の安いものでよいのでぜひ欲しいと思っています。両親はまだ必要無いだろうと言うのですが、隣近所を見ると同年代が新車を乗り回しているので気持ちが焦っています。どうしても車が欲しいのです。そこで親には内緒で最近は中古車販売店を覗いています。
もちろん現金で買えるわけがないので、何とか頭金を用意して、中古車ローンを組んで買おうかと思っています。しかし私のような就職したばかりの安月給の人間では審査に通るかどうかが心配です。かえって借りやすいと言われるキャッシングローンの方が可能性が高いかもしれません。ただ私にはこういったローンについての知識が有りません。損はしたくないので、何方を使えば良いのか得な方を教えていただけませんでしょうか。
中古車ローンの方が得だと思いますが借りられるかは微妙です
まず質問にお答えしますが、損得で考えれば金利の低い方と言うことになり、通常は中古車ローンの方と言うことになります。キャッシングローンのほうの金利は各金融機関とも大きな幅が有りますが、最初は普通最大金利が適用になりますので、中古車ローンの方が得になる筈です。ただしこれは借りられればの話です。あなたの場合には年齢的にキャッシングローンという選択は有りません。キャッシングローンは20歳以上でなければ借りられないのです。
中古車ローンも年齢による制限が有るかもしれませんが18歳でも借りられるものもあります。ただしあなたも心配しているように審査に通る保証は有りません。借入する金額やあなたの収入及び信用によって変ってきます。信用力は今の段階ではそう高いとは言えません。借りられるにしても軽自動車の安いものを狙うのが可能性としては最も高いと思われますが、それでも審査に通るかどうかは微妙でしょう。1年ほど待って年収がはっきりしてからの方がもう少し確率は高くなるでしょう。
審査が心配な場合には、あなただけでは借りられない可能性が有ると言うことですから、連帯保証人を付けるしかありません。例えばあなたのお父さんにお願いすれば、お父さんの収入と信用力で審査が通る可能性は格段に高くなります。連帯保証人と言うのは借入した人と同じ責任を負うと言うものです。お父さんが納得してくれるかどうかは分かりませんが、一度相談してみる価値はあります。頑張ってみてください。
またもし仮にキャッシングローンで借入できたとした場合も、残念ながら最初から車が借りられるほどのお金を借りることはできません。キャッシングローンでは貸出限度額が300万円とか500万円とか書かれていますが、これはキャッシングローンとしての上限であって申込者がどれだけ借りられるのかは審査によって決まります。通常は10万円程度、あなたのように信用力がまだ低い場合には更に低い筈です。世の中は厳しい訳です。
(⇒キャッシングで車を購入することはできるの?)
住宅ローンと中古車ローンの担保?キャッシングには担保はない?
中古車ローン(マイカーローン等)とキャッシングの明確な違いを知っていますか?まず、ローンとキャッシングの違いについて検証してみましょう。
ローンとは住宅や車などの購入を目的として、金融機関にお金を立て替えてもらい対象物を購入し、後から金利を含めた月額返済を行なう(ボーナス払いを含む)ものです。一方、キャッシングとは、物品購入やお金の使用目的を金融機関が把握せず、お金そのものを貸し出すものです。互いに共通する点として貸し出すお金に金利を付けるということです。
一般に買い物を行なう場合に、カード利用が可能な店舗で、物品購入をする場合にクレジットカードを利用することがあり、このクレジットの概念としては、ややローンに近いニュアンスがありますが、方法としては同様のニュアンスでも金利体系はキャッシングに近いですので、この2つの間に存在する別概念として考えたほうが良いでしょう。互いに違う概念を持つ、この3つの方法で共通する点は、お金を貸しだすという点です。
クレジットの場合、利用者からの返済金利以外に、利用店舗に締日までの利用金額を翌月に手数料を除き残りの全額を振り込み、契約者からの利息収入と利用店舗からの手数料収入(3%から5%)の両方を得ています。しかしながら、必ずしも両方となるわけでは無く、翌月1括返済をすれば利用者からの利息はなしで、店舗からの手数料収入のみとなります。
ローンの場合、通常、担保設定が必要で、住宅の場合の担保は家や土地などの不動産、連帯保証人、住宅に対してのあらゆる災害における被害時に落ち込む価値を担保するための火災保険、収入源とする人の生命を担保するための生命保険とある意味がんじがらめですが、この担保により低い金利が実現します。
自動車ローンでも、担保はあり、当該車両が貸し出したローン会社の名義となり、保険契約(契約会社は自由ですが入るのが義務)により万が一事故発生時には、保険会社から受け取る金額はある意味担保です。キャッシングの場合、これらの担保は無いにせよ、ローンに比べて金利が高いことが、貸出金額を担保するものですのでどのような貸し出しにも必ず担保が存在するということになります。