ズバっと教えて!キャッシングなどで保険証悪用を防ぐ方法とは
よく健康保険証を盗まれると、キャッシングなどで悪用されて、知らない間に借金を背負わされる可能性があると聞くのですが、これを防ぐ方法はないのでしょうか?
きちんと届けておけば悪用による被害は最小限にできます
健康保険証や年金手帳など写真はないものの、本人確認に使える書類は大切に保管しなければ悪用される恐れがあります。紛失、盗難に気づいたらすぐに最寄りの警察署と発行元に届け出ましょう。
多くのキャッシング、カードローンの申し込みは本人確認書類さえあればできることが多いのです。まして無人店舗で手続きをすると、その場で審査、そしてカード発行ができ、キャッシングを利用できるようになります。コンビニを含めほとんどのATMでキャッシングに対応していますので、不正に取得した場合、あっという間に限度額まで引き出すことが可能です。
ご心配なのは、こうして不正によって発生した借入を、身に覚えのない被害者が返済しなければならないのではないか、という点だと思います。盗難、紛失の届けを、警察、そして保険証を発行しているところに届けることが大事なのです。そうしておけば、身に覚えのない契約は、取り消すこともできます。本人の意思ではないと証明できるからです。これによって不当な借入の責任を負うことはありません。
まずいのは、紛失、盗難に気づいたあとも放置するなどして、対応をきちんとしていない場合です。これは、たとえば身内の誰かが勝手に持ち出して、このような契約をしたのではないか、といった考えから届けが遅れるなどして、結果的に不正を容認してしまっているように見えてしまい、責任の一端またはすべてを負わなければならなくなる可能性が出てきます。
契約は、そもそも無効な場合と、申し出ることで取り消せる場合があります。取り消しが可能なのは、たとえば相手が未成年者だとわかっていて保護者の同意なく作った契約書。この場合、保護者があとから同意した場合には契約は有効になるわけですから、はっきり取り消す意思を示さないと取り消せません。
もともと無効な契約とは、公序良俗に反する内容の契約であるとか、殺人の請負契約のような犯罪に関する契約、木星の土地の売買といった実現が事実上不可能な内容の契約です。形式上は契約書を交わしたとしても、そもそも契約として公的に認めることのできない内容なら、最初から無効なのです。
こうした点で、紛失した書類が使われて生じた契約が、そもそも無効というのは保険証などはキャッシングに限らず、さまざまな犯罪で悪用されるおそれがあります。手元にないことがわかった段階で、早く届けることです。あとで見つかった場合でも、その間に悪用されていないか、確認しておく方がいいでしょう。
【参考ページはこちら】
キャッシングってホントは怖いサービスなの?
キャッシング保険証悪用される心配はないのか
銀行でローンを組むとなると何かと手間がかかるイメージもありますが、消費者金融のキャッシングや銀行のカードローンや来店の手間なく申込手続きが行えますし、早ければその日からも融資を受けることができます。急いでいる場合にもすぐに対応できることもあり、多くの人に利用されているサービスです。キャッシングは必要書類が少なくて済むこともメリットと言えます。まず、小額の利用であれば、本人を確認できる書類があれば申込が行えます。この場合よく利用されている書類は運転免許証、ない場合はパスポートや健康保険証が利用されています。
手軽に申込ができるのはとても便利ですが、簡単に手続きができるからこそ、気をつけなくてはいけない場合もあります。まず、キャッシング保険証悪用されて、第三者に知らずのうちに借り入れされてしまうという可能性がまったくないわけではありません。運転免許証とは違い、保険証は顔写真がついていないこともあり、より悪用されやすいと言えます。それゆえに、大事な書類は安易に他人に触らせないように、普段からしっかり管理しておきましょう。
それから、保険証を紛失してしまった、盗まれてしまったという場合も悪用されるリスクがありますから、こちらも気をつけたいところです。紛失や盗難があったときはできるだけ早く届出を出しておきましょう。保険証を紛失してしまった場合もそれだけですぐに第三者に悪用されるというわけではありません。キャッシングの審査では電話で申し込みをしているかが確認されたり、職場への在籍確認などもありますので、保険証が第三者に渡ったからといって簡単に悪用できるものではありません。
そして、もしもそうした被害に遭ってしまった場合は支払わなくてはいけないのかということとなりますが、不正使用による場合返済の義務はありませんので、不正使用されたことをきちんと伝えておきましょう。そして盗難があった場合などには個人情報にその事実が登録できる本人申告制度もありますので、こうした制度も利用するとより安心です。
(⇒悪質キャッシングの勧誘手口って?)