キャッシング枠と事前確認書の関係とは

三井住友カードでキャッシング枠をとると事前確認書が送られるか

私は友達と衣服などのショッピングをよくするため、クレジットカードに加入しようと思い１０日ほど前にキャッシング枠つきで三井住友カードに申し込みました。すると先日、キャッシング事前確認書というものが届いたのですが、内容がよくわかりません。三井住友カードでキャッシング枠をつけると事前確認書が送られるのでしょうか。どういう目的のものなのでしょか。

貸付契約の締結後書面の送付が貸金業法で義務付けられています

クレジットカードでもキャッシング枠をつける契約をすると、それはカード会社と貸付契約を結んだことになり、貸金業法の適用を受けることになります。貸金業法の１７条に従い、カード会社はその締結相手にその内容を記した書面を送付しなければなりませんが、キャッシング事前確認書もこの法律により送付されるものとみなされています。利用者としては契約条件などが記載された重要な書面なのでしっかり確認しておく必要があります。

クレジットカードに関してはその用途から二つの法律が適用されます。買物や食事の代金の支払いで利用する場合は割賦販売法が適用されることになります。カードを使って現金を引き出すというキャッシングで利用する場合は貸金業法が適用されることになります。信販会社は銀行や信用金庫などの金融機関以外の存在として位置づけられるため、キャッシングのサービスを提供する場合、貸金業法が適用されることになるのです。

その貸金業法の１７条は、貸金業者がその貸付契約を締結した場合、その内容を記した書面を締結相手に送付することを義務付けています。その主な記載項目は、貸金業者の名称（氏名）や住所など、契約年月日、貸付金額、貸付利率、返済方式、返済期間及び返済回数、賠償額、などに関する内容となっています。

従って、カード会社は利用者とキャッシング枠付きのクレジットカードの契約を結んだ時点でその書面を送付する必要があるのです。利用者としてはいわばお金を借りるための契約を結んだわけなので、金利や返済期日などの借入条件をしっかり確認しておく必要があるでしょう。大手のカード会社であれば信頼度が高いので、あまり心配する必要はないでしょうが、内容の誤りなどがないかチェックしておくべきです。

そして、このキャッシング事前確認書が審査の結果がでるまでに送られてきた場合、ほぼ審査に合格していると考えてよいようです。契約を前提として確認書を送付しているとも考えられるため、その送付により審査が合格しているものとみなされています。
（⇒三井住友銀行のキャッシング審査は厳しい？）

簡単にまとめると、「こういう内容でキャッシングに関する契約をするのでよく確認しておいてくださいね。」といった趣旨の書面なので、利用者としてはしっかりチェックして、違う内容になっていれば即座に申し入れして訂正を求める必要があります。実際に取引が開始されてから異議申し立てをすると面倒なことになるので早めの確認がやはり重要となるでしょう。

【参考ページはこちら】
三井住友銀行でキャッシングをする時の方法