ブラックでも借りられるところを狙うべき？

調べてみよう！ブラックな人でも可能なキャッシングはあるのか

ブラックな人でも借りられた、といった話がネットでよくあるのですが、本当なのでしょうか？　もしそうなら、ブラックではない人にとっても、気軽にキャッシングが申し込めるところと思っていいのでしょうか？

ネットの甘い言葉に惑わされず業者をよくチェックして利用しよう

たしかに、ネット上でキャッシングについて検索をしていくと、「審査が甘い」とか「ブラックでもOK」といった言葉にぶつかることがあります。ですが、今回、そうしたネットの情報をいろいろと見てまわりました。その結果、2つの傾向があることがはっきりしました。あくまで私の調べた時点でのことです（2014年7月）。

1つは、見出しなどで、審査の甘さや借りやすさを刺激的な表現で記しているだけで、本文はきわめて冷静に「そうしたことに惑わされないように」と忠告していたり、「やっぱり借りるならよく調べて」と表現している場合です。こうしたサイトで紹介しているキャッシングは、銀行系や大手などが中心です。聞いたことのないような会社はほとんど出てきません。

もう1つは、実際に「ここは甘い」とか「ブラックだった私でも借りることができました」といった表現の本文があって、あまり知らない業者へのリンクが張られています。その業者を調べると、地場で長年、貸金業を営んでいるところだったりし、とくに悪質な業者というわけではありません。つまり、最初の本文は、そうした知名度の低い業者をみなさんに知ってもらうために、あえて刺激的な文章やタイトルにしてるのだとわかります。

このほか、悪質業者を紹介するようなサイトもきっとあるのだろうと思いますが、検索の上位であたるサイトには、そこまでひどいところは見受けられませんでした。この結果、私の推測ですが、インターネットで検索していいキャッシングを探そうとしている人にとっては、やっぱり、名の知れたいい会社であったり、知名度は低いものの長年地道に経営している会社以外には、行かないのでしょう。

知名度の低い会社については、金融庁のホームページで「登録貸金業者情報検索サービス」を利用して登録されているかどうか調べることができます。日本貸金業協会には相談窓口もありますし、会員の検索、悪質業者の検索もできますので、こうしたサービスを利用することもできます。（こちらもご参考に→学生OKのキャッシングには怪しい業者が多いってホント？）

また社名から金融庁や都道府県などの情報で、過去に処分を受けたニュースなどが見つかることもありますし、掲示板に情報が出ていることもあります。これだけ情報がいろいろあるのですから、会社の信用度と申し込み条件などをチェックし、評判などを見ながら選ぶことができるのです。刺激的な見出しなどに惑わされず、ご自身の利用条件に合ったところを選ぶこと。そしてよく調べてみることが、いまでは常識となっているのです。

【参考ページはこちら】
自己破産後にブラック、キャッシングするのは無理？