いっぱい借りているとキャッシングの審査はどうなりますか?
40代の日雇いフリーターの男性です。いつも利用している消費者金融のキャッシングの枠がいっぱいになったので、どこか別の金融機関で新規融資のキャッシングを申し込もうと考えています。ところで現在利用しているキャッシングの利用がいっぱいで他のところでキャッシングの審査を受けても大丈夫なのでしょうか?教えてください、どうぞよろしくお願いします。
キャッシングいっぱいだと他の審査に落ちます
そうなんですか…現在利用しているキャッシングの利用枠がいっぱいになったので他の金融機関のキャッシングに新規申し込みすると言うことですね。で、すでに利用しているキャッシング枠がいっぱいだと新規申し込みの審査ではどうなるのかを知りたい訳ですね。わかりました。お答えしましょう。まず、キャッシング審査で重視されるのは満20歳以上の成人であることと、継続した一定の安定収入があることです。そして、最低限この2つの条件をクリアできないと審査には絶対にパスできません。
次に重視されるのは、過去の返済履歴と現在の借入状況なんです。この点については、どの金融機関でも個人信用情報機関に与信をかけて調べるので、すべての事実が明らかになってしまうと考えて下さい。それゆえ、申込書に借り入れ状況の記載欄に嘘の申告をしても必ずバレます。そして、嘘がバレると審査に落とされると思って下さい。過去の返済履歴については、返済の遅延や滞納を繰り返していたり、自己破産や任意整理等の債務整理で金融ブラックであることが分かると審査に落とされます。
そして、現在の借入状況については、複数社からの借り入れがあったり、他社から多額の借金があった場合には、審査落ちの対象になります。そこでご質問の現在のキャッシング利用がいっぱいであった場合の新規融資の審査ですが、借入額の程度にもよりますが、必ず審査になにかしらの影響は絶対にあると言えます。
たとえば、消費者金融の場合は総量規制の対象なので収入の3分の1までしか融資できません。そして、現在利用しているキャッシングの枠が収入の3分の1、あるいは3分の1近くであっていっぱいに借りていたとしたら、新規キャッシングの審査では「融資枠無し」とされて審査に落とされます。
一方で、現在の利用枠が収入の5分の1とか4分の1くらいなら残りの融資枠内でのキャッシングは認められるかもしれません。ただし、収入の3分の1いっぱいまでの利用でなくても、4~5社からの借り入れがある場合には審査に落とされてしまうことがあります。他方で銀行のキャッシングなら総量規制の対象外なので収入の3分の1以上の借り入れが可能になります。が、実際のところは銀行でも収入の3分の1程度までのキャッシングに留めているところが多く、属性がかなり高い人で収入の40%くらいまでが利用上限額となるようですね。
【参考ページはこちら】
キャッシングを利用して破滅するようなことはある?
キャッシングいっぱい審査は受けてはいけません
キャッシングを利用するには必ず金融機関が行う審査を受けなければなりません。この審査基準は金融機関によって違います。審査が厳しい金融機関もあれば審査がゆるい場合もあります。自分の経済力に自信が無い場合においては、審査のゆるい消費者金融に申し込む事が大切です。それでも審査に落ちてしまう事があります。そんな時に慌ててキャッシングいっぱい審査を受けてはいけません。
一気に複数の金融機関の審査を受けてしまうと、焦って金策に走っていると思われてしまいます。そうなればしっかり期日を守って返済してくれるのか判断できなくなり、その結果審査に落とされる事になります。また、そういった多重申し込みを何度も繰り返してしまうと、申し込みブラックとしてブラックリストに載せられてしまう事になります。
そうなれば、この先一切その会社に申し込む事が不可能になります。ブラックリストには記録の保存期限は設けられていません。そしてブラックリストに保存期限を設けている場合はほとんどありません。つまり、一度登録されてしまうと削除する事は不可能になります。しかし、一度申し込んで審査に落ちてしまっただけであるのであれば、半年間待ってからもう一度申し込む事が出来ます。
審査を受けた記録や、審査に落ちてしまった記録に関しては半年間のみの保存となっています。借金の滞納においても、滞納の記録は半年間のみの記録となっているので、過去の滞納が原因でキャッシングの審査に通らなかった場合においては、時間をおいて情報を真っ白にしてから改めて受けなおす事が大切です。そうすることで、最短で審査を通過する事が可能になります。
経済力は返済能力を示します。信用度はその人物が本当に借金をしっかり返済するのかという事を表します。このどちらの項目においても基準に達していない場合においては、キャッシングを利用するのが難しくなるのでどちらも充実させておきたいところです。