何回も受けることができる?キャッシングの審査についての常識
キャッシングの申し込みをしたいと思いつつ、ちょっと不安なことがあります。A社に申し込んで審査に通らなかったら、B社に申し込もうと思っていますが、こうやって審査に通るまで何度でも、申し込んでいっていいものでしょうか?
多重申し込みはやればやるほど審査に不利になるのは確実です
この6か月の間に、あなたがキャッシング、ローン、クレジットカードに申し込んだ履歴は信用情報として記録されていると思ってください。つまり、次々に申し込むのは、審査に不利にこそなりますが、いい結果には結びつきません。
たしかにキャッシングの申し込みはとても手軽です。ネットに情報を書き込めばすぐ仮審査、または本審査へと進めてしまうのですから、「ちくしょう、A社に落とされた。こうなったらB社だ」と思ってしまう気持ちはわかります。ですが、それはいわゆる多重申し込みと呼ばれて、お金を貸す企業から見ると「危ない借り手」の典型に見えてしまうことを忘れてはいけません。
あなたにはそんな気はなくても、まるで切羽詰まっているように見えませんか? 「いますぐどこからか10万でも20万でも借りなければアウトだ!」と叫んでいるように見えませんか?お金を貸す行為とは、よく言われるように、不要な人に貸し、必要な人からは取り立てるのです。それはお金の貸し借りのリスク、つまり信用度の変化のせいなのです。お金を借りる必要のない人は、きっと貸しても必ず返してくれる確率が最も高い。つまり信用があってリスクも少ないのです。
一方、いますぐにでもお金が必要で目が血走っている状態の人は、信用が低下している段階にあって、いま貸しても返してくれる確率がとても低い、リスキーな人となります。多重申し込みをする行為は、このような信用がいままさに低下しつつある人、リスキーな人に見えてしまうわけですから、やらない方がいいのです。
基本的に申し込みの条件に適している人が申し込んで、審査に通らない場合はいくつかの問題が見えてきます。すでに他社から借りている、まだ返済が終わっていないローンがある、明らかに安定した収入が得られる見込みのない仕事についているといったケースが考えられます。さらに、すでに信用情報に問題があって、過去に返済などでトラブルになった人も含まれます。
そうした明らかな問題がない人は、所得の証明などを新たに追加すれば、審査に通ることが多いはずです。希望した限度額ではないにせよ、いきなり審査で落ちたりはしないと思います。(こちらもご参考に→キャッシング審査に落ちるのはどんなタイプ?)というわけで、もし審査に落ちたのなら、新規申し込みは半年は中止し、審査に通りやすくなるように改善できる点は改善する努力をされた方がいいでしょう。
(⇒キャッシング審査に落ちてしまった時の対処法)
キャッシングの審査に何回も申し込むと通らなくなる
キャッシングを利用するためには審査に通らなければなりません。落ちることもあり、落ちると借りる事ができなくなります。そのため、何回も申し込みをすれば、一度くらいは通るだろうと考える人もいるようですが、これは逆効果で、通らなくなる事が多いです。まとめて申し込みをするのは良くないことなのです。
なぜこのようになるのかと言いますと、金融機関が嫌うからです。金融機関は、返済できるだけの金額を想定して貸し付けを行います。例えば、ある人の返済できる金額が200万円だったとします。この人が申し込みをして、200万円の限度額を与えるのは良い方法でしょう。しかし、同時に別の金融機関にも申し込みをしていて、そちらでも200万円を借りることができると、合計で400万円も借りることができ、借りすぎによって返済ができなくなる可能性が高くなります。
このようなことにならないように、金融機関は申し込みを同時に行っていないのかどうかを確認するのが一般的です。申し込み状況については、信用情報機関が取り扱っています。申し込みを立て続けに行った場合には、信用情報機関を通じて金融機関で情報が共有されます。これが原因で通らなくなる事もあるのです。
(⇒申込みブラックになったら解除されるまでキャッシングできない?)
キャッシングのサービスを複数利用する事には問題はないのですが、同時に申し込んだり、短期間に何回も申し込んだりすると審査に落ちる可能性が高くなります。信用情報機関では、申し込みの情報は半年くらい保存されることが多いですから、ある金融機関に申し込みをすれば、半年くらい空けてから別の金融機関に申し込みをするのが良いです。
申し込みをできるところには全て申し込みをすると言った方法で申し込んでいくと、いずれ貸してくれる金融機関を見つけられるでしょう。このように考える場合であっても、半年くらいの期間を空けて申し込みをするのが良いです。こうすることによって、審査に通りやすい金融機関を見つけることができるのです。