独自審査の貸金業と危ない闇金との見分け方

知りたい！闇金じゃない独自審査のキャッシング業者の見つけ方

キャッシングの業者で地元などで独自の審査基準で経営されているところもあると聞きました。ですが、そういういいキャッシング業者と危ない闇金との区別がつきにくいと思います。どこで見分ければいいのでしょうか？

金利や条件、そして貸金業としての登録などをチェック

ネットでキャッシングの情報を探していくと、あまり名の知られていないものの、自宅や勤務先に近い場所に、ちょっと魅力的なキャッシングの会社があるのに気づいたりします。ネットではとくに、いろいろな情報が飛び交っていますので、その業者のホームページを見たぐらいでは「これっていい業者なのかな」という疑問には答えてくれません。

簡単に見分けるには、目のつけどころがいくつかありますので、それを守って、良心的で安全なキャッシングを利用してほしいと思います。

第1に、貸金業としての登録です。ホームページや広告には、貸金業登録の番号が表示されているはずです。ただこの表示があればいいということではありません。必ず、利用する前には金融庁のサイトにある「登録貸金業者情報検索サービス」を使って調べてみてください。

また貸金業の多くは日本貸金業協会の会員となっているはずです。こうした業界団体に入っていないということは、入れない事情がある、つまりなにかしら問題があるケースが考えられますので、注意した方がいいでしょう。日本貸金業協会のサイトへいけば、そこには会員を検索するサービスがありますので、利用してみましょう。さらにこの協会サイトには「悪質業者検索」もあるので、これもチェックしてみてください。過去にトラブルなどがあった業者がわかります。

貸金業は都道府県単位で登録することになっていますから、どうしても知りたい場合は都道府県庁に相談してみてもいいでしょう。そこには名簿があるはずです。

次に怪しい業者は、他に比べて条件がとてもよかったり、金利が妙に低い、またはかなり高い場合です。貸し出しの条件は、どの業者も慎重ですから、過去に返済でトラブルになった人に対してはとくに慎重になります。それでも、好条件でOKしてくれるとしたら、それは救世主ではなく、なにかしらよくないことを企んでいると思った方が正解です。

金利については、相場というものがあります。法律によって上限金利が決まっているわけですから、上は制限されているのですが、もしそれ以上の金利を求めているとしたらそれも怪しいです。元本が10万円未満の場合で、年20％が上限です。10万円以上100万円未満で18％、100万円超で年15％が上限。

年率なので計算でごまかされないようにしてください。通常、10日借りたとき、年率で出した金利を、365日で割って10日を掛けて、10日分を算出します。これ以外の金利の計算方法を示しているとしたら、要注意です（ただしリボ払いのような例外はあります）。

金利はあまりにも低くても高くてもおかしいと思ってください。このほか、連絡先の事務所であるとか電話番号がちゃんとしたものかどうかも、できればチェックしたいところです。悪質な業者は転々としていたり、携帯電話でやり取りしたりすることもあるのです。