高齢者の年金収入のみで融資してくれるキャッシングは有りますか
もうすぐ70歳を迎える爺です。65歳で定年を迎え雀の涙ほどの退職金を貰って、現在は年金収入で暮らしています。これまではこのまま静かに余生を送るつもりだったのですが、息子が住宅を買いたいから援助してほしいと言ってきたため、雀の涙の退職金を出すことになりました。そこまでは良かったのですが、最近体調を崩し気味で病院に掛ることが増え、医療費はともかく交通費にかなり掛ることになってしまいました。考えてみれば今後は私も妻も病院通いが増えるのは目に見えています。
このため月に何度も病院通いしていては大きな負担がかかることになり、これまでの様に年金だけで生活するのは苦しくなっていきそうで心配しているところです。そこで困った時のことを考えてお聞きしておきたいのですが、私のような年金収入だけの高齢者が銀行や消費者金融で扱っているカードローンを利用してキャッシングすることは出来るのでしょうか。もし出来ないと言うことになると、何らかの収入源を持たなければならないので是非教えて下さい。
金融機関の判断によって違いますがキャッシングの利用は可能です
年金でも借りられるかどうかというのはカードローン毎に違い同じ金融機関でも何種類かカードローンが有る場合では、同じ金融機関であるにもかかわらず、借りられるものと借りられないものが有ります。このため選ぶ場合には注意が必要です。よくわからない場合には直接金融機関の窓口に行くか、電話で問い合わせてみてください。基本的には年金も安定収入と判断する場合が多いので、年金で借りられるカードローンを探すのはそれほど難しくは無い筈です。
ただし一つ大きな問題が有ります。年金で借りられるとは言っていますが、実際には年齢制限がある場合が多く、この点については避けようがありません。多くのカードローンでは申込みは20歳以上65歳まで、利用は70歳までとしているため、あなたの場合既にこの年齢制限に掛って申込みが出来なくなっています。しかし中には申込みが70歳まで利用は75歳までと言うものもあるので、諦める必要はありません。何件か探せば見つかると思います。
もし仮にそういうところが見つかって利用が出来たとしても今説明した通り利用にも上限年齢が有りますから、あなたの様にこれから老後のいざという時にはカードローンを利用しようと言うのは問題が有ります。例えば75歳を超えてしまったら、カードローンの契約は更新されず。利用する事はできなくなってしまいます。したがって75歳までは借りるにしても今のうちに年金の中で生活できるような生活設計をしておくことが必要です。徐々にお金のかからない生活スタイルを作っていきましょう。
一つ気になるのは、退職金の件でどのように息子さんと話されたかは知りませんが、あなたの出した分はあなたの所有になっているのか、或は息子さんにお金を貸したと言う事なら、月々返済してもらうと言うような事はないのでしょうか。退職金は今こそ使うべきものなのではないでしょうか。もう一度息子さんと話し合って、少しづつでも戻してもらうような形を作っておきましょう。あまり甘いことばかりではないと言うことをはっきり言ってください。
年金収入のみで融資を受けられるキャッシング
キャッシングで融資を受けるためには何らかの収入がなければなりません。たいていのサービスでは「安定した収入」や「継続した収入」があることを条件としています。年金と言えば安定した収入ですから、条件に一致するとも考えられます。ただ、年金そのものを収入と認めてくれない金融機関もあります。このような金融機関からは、年金収入のみで融資を受けることは不可能です。
ですから、まず年金を収入として認めてくれる金融機関を探す事が必要となります。大手の金融機関は認めてくれることは少ないです。ですから、銀行や大手の消費者金融から借り入れをすることは難しいと考えておきましょう。また、年齢制限に引っかかって借り入れができないケースも多いです。
多くのキャッシングのサービスでは、年齢に制限を設けていて、上限が60歳から70歳くらいに制限されていることが多いです。年金を受け取っている人の場合には、すでに60歳は超えているでしょう。もっと高齢の場合もあります。ですから、年金を収入として認めてくれるのかどうかの前に、年齢制限に引っかかって借りることができないケースが多いでしょう。申し込みをする前に、年齢制限がどのようになっているのかを把握しておくことは必要です。
中小の消費者金融の中には、年金収入のみでも融資を行ってくれるものがありますから、大手よりも中小の消費者金融を中心に探したほうが見つけやすいです。他にも、民間の金融機関からではなくて、公的な融資のサービスを利用するのも良い方法です。
もともと、年金を担保として融資を行うことは法律で禁じられています。例外として、公的な一つの融資の制度として認められています。このようなことから、民間の金融機関は、年金受給者に対しては、あまり積極的には貸し付けができない状況にあります。民間の金融機関から借り入れの申し込みをするときには、公的な融資の制度の利用も検討してみる価値はあります。